『老年医学ケースディスカッション:総合診療編』刊行記念ウェビナー転倒、食欲低下、軽い意識変容(せん妄)、倦怠感――。高齢患者の“ありふれた訴え”は、感染・薬剤性・脱水/心不全などのサインとして現れることがあり、どこまで精査し、何を優先して介入するかに迷う場面が少なくありません。本ウェビナーでは、『老年医学ケースディスカッション:総合診療編』の共著者である樋口雅也先生、橋本忠幸先生にご登壇いただき、高齢者診療の思考プロセスを「見抜く」「選ぶ」「伝える」という3つの段階で整理。その判断の軸となる老年医学の基本的フレームワークである「5つのM(Mind, Mobility, Medications, Multi-complexity, Matters Most)」を用いながら、それは「老化」なのか?それとも「介入すべき疾患」なのか?多くの問題の中で、どこから手をつけるべきか?その方針を、患者・家族とどう共有し、合意形成につなげるか?など、実際の症例ベースで具体的に解説します。知識を増やすだけでなく、複雑な症例に直面したときに「どう考え、どう判断するか」という、明日からの診療に直結する思考の型を学ぶ機会です。ぜひご参加ください。【この配信で学べる事】・高齢者の“ありふれた訴え”から鑑別を広げる考え方・多併存疾患で優先順位を決めるための判断軸(緊急度・可逆性・価値観)・老年医学の基本フレームワーク「5つのM」を用いて、複雑な症例を整理する方法・患者・家族と方針を共有し、納得感を高める説明のコツ【こんな方にオススメ】外来・病棟・当直で高齢患者を診る機会がある(研修医〜非専門医・専門医)「問題が多すぎる」症例で、優先順位に迷うことがある高齢者診療における臨床推論と意思決定を、ケースで学び直したい◎登壇者プロフィール樋口 雅也(ハーバード大学マサチューセッツ総合病院 緩和老年医学科 指導医)名古屋市立大学医学部卒業後、2007年に渡米。家庭医療研修を修了し、ハワイ大学、南イリノイ大学、ニューヨーク・コロンビア大学病院を経て、2018年より現職。老年医学を中心に、医学教育および終末期医療を含む緩和医療に一貫して従事。多様な健康課題を抱える高齢患者の主治医として、家族や介護者を含めた包括的なケアを提供するとともに、医学生・専門研修医の教育・指導にも力を注いでいる。橋本 忠幸(ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 救急医学講座リサーチフェロー/大阪医科薬科大学 総合診療科 特別任命教員助教)専門は医療者教育。教育介入研究や混合研究法を用いた医学教育研究に従事し、日米を横断した教育プログラム開発に取り組んでいる。リーダーシップ教育やコミュニケーション教育を中心に、理論と実践を往還する教育デザインを展開している。臨床では総合診療医・救急医として診療に従事し、高齢患者の診療や意思決定支援に多く携わっている。