喀血対応に「迷い」を残さない、初動判断の新スタンダード喀血患者を前にしたとき、「これは本当に緊急か」「今すぐ何を優先すべきか」を即断できるでしょうか。出血量のみを基準とした従来の判断では、気道閉塞や急激な状態悪化といった致死的リスクを見逃す可能性がある――こうした現場の課題を背景に、新たな喀血診療指針が策定されました。本セミナーでは、急性期医療の第一線で喀血診療と指針策定に携わってきた 石川 秀雄 先生 と、一般呼吸器診療の現場に身を置きながら、喀血患者の初期対応から専門治療への橋渡しに取り組んできた 西原 昂 先生 が登壇します。導入編となる第1回は、指針がカバーする全体像を概説し、とくに全国の診療水準を統一する核となる「大量喀血の再定義」と「初期リスク層別化」に焦点を当てます。気道・バイタルを含めた緊急度判定の考え方、救命のための初動対応フロー、CTAを軸とした検査戦略までを体系的に整理。初期対応から専門治療に至るまで、喀血対応に迷いを残さないための“判断の軸”を共有します。この配信で学べること・新指針が示す「大量喀血」の定義と初期リスク層別化の考え方・気道確保・体位管理を含む、救命を左右する初動対応の標準フロー・CTAを起点にした診断から治療選択(内科・IVR・外科)への全体像こんな方にオススメ救急外来・当直で喀血対応に不安や迷いを感じた経験がある方喀血の緊急度判断や初動対応を、指針ベースで整理し直したい方初期対応から専門治療までを見据えた、喀血診療の考え方を学びたい方◎登壇者プロフィール石川 秀雄 先生急性期医療の現場で喀血診療に長年携わり、救急対応から専門治療まで幅広い経験を有する呼吸器領域の専門医。喀血診療指針の策定にも関与し、出血量に依存しないリスク層別化や初動対応の標準化に取り組んできた。現場で即実践できる判断の軸を、エビデンスと実臨床の両面から解説する。西原 昂 先生呼吸器内科医としてキャリアをスタート。臨床経験を重ねる中で、石川秀雄先生に師事し、BAE(気管支動脈塞栓術)を中心とした喀血診療の考え方と実践を学ぶ。現在は一般呼吸器診療の現場に身を置き、喀血患者の初期対応から専門治療への橋渡しに取り組んでいる。BAE専門家としての視点と、非カテーテル医である呼吸器内科医としての視点の双方から、喀血診療を「点」ではなく「流れ」として捉える考え方を提示する。