義足の患者さん、どう診る?超高齢社会の進行に伴い、糖尿病性足病変や末梢動脈疾患を背景とする下肢切断術後の義足ユーザーは、医療・介護の現場で徐々に増加してきています。これらの患者さんが抱える問題は、単なるリハビリテーションの範囲にとどまらず、断端トラブルに伴う感染リスクや、全身状態の悪化と関連する場合もあり、長期的な健康管理に注意が必要な一方、整形外科やリハビリテーション科以外の医師にとっては、断端の評価や義足のフィッティングトラブルへの対応は、経験や知識の差により判断が難しい領域となりやすいのが現状です。本ウェビナーでは、リハビリテーション科専門医・田中洋平先生が、急性期から在宅まで幅広い医療フェーズで義足ユーザーを診療してきた経験をもとに、「非専門医が義足ユーザーに関わる際に押さえておきたい重要ポイント」を整理して解説。非専門医でも可能な義足の見方、断端トラブルの予防や初期対応、義肢装具士へ連携する適切なタイミング、そして多職種チームで支援する際のリスクマネジメントの考え方をお伝えします。患者さんの生活機能の維持や健康管理により適切に関わることができ、「どこまで診て、いつ専門職へつなぐか」という臨床判断(ディスポジション)の整理に役立つ内容となっています。ぜひご視聴ください。【この配信で学べる事】・義足の見方・感染やQOL低下につながる断端トラブルに対する予防と初期対応の方法・義肢装具士など専門職へ相談するタイミングと多職種連携のポイント【こんな方にオススメ】病棟や外来で、糖尿病や血管疾患をもつ患者を診療する初期研修医・総合診療医下肢切断となった患者の全身管理を行っていて、断端管理や義足の診療に不安がある内科医在宅医療や地域医療の現場で、義足ユーザーの生活機能維持や安全管理を担っている医師◎登壇者プロフィール講師:田中 洋平(JR東京総合病院)JR東京総合病院 リハビリテーション科 主任医長。日本リハビリテーション医学会専門医・指導医、日本整形外科学会専門医。義肢装具適合判定医。2004年に医学部を卒業後、東京都立広尾病院で臨床研修を行い、2006年から2012年まで複数の病院で整形外科医として勤務。2014年よりJR東京総合病院リハビリテーション科に赴任し、2021年に主任医長に就任。整形外科で培った外科的知見と、義足を含むリハビリテーション医療の経験を生かし、上肢・下肢の切断後リハビリテーションを専門分野とする。赴任当初は年間数例だった切断後患者の受け入れを徐々に拡大し、現在では年間20–30名規模の新規切断患者に対して義足処方を含むリハビリテーション医療を提供。多職種によるチーム医療で社会復帰を支援している。自身は、「切断術後でも、適切な義足とリハビリにより生活機能と社会参加を取り戻せる」という考えのもと、医師、理学療法士、義肢装具士などの連携体制の重要性を訴えている。下肢切断術と義足リハビリテーション(著:田中 洋平 出版:中外医学社)https://amzn.asia/d/5uBRfgU