配信は終了しました。クリックいただくとAntaa Slideで配信時のレクチャースライドが見れます。希少がんは「人口10万人あたりの年間発生率(罹患率)が6例未満であり、数が少ないため診療上の課題が大きい」とされるがん腫で、疾患1つ1つあたりの発症率は低いものの、総数をあわせた場合にはその症例数ががん全体の約15%にも及び、どの診療科においても出会う可能性が少なからずあるがんとなっています。この配信ではしこり・できものなど、骨軟部腫瘍や肉腫を診る可能性のあるすべての医師を対象に、初診医として日常診療で出会った場合の対応、検査、良性と悪性の鑑別のためのポイントとピットフォール、専門医への望ましい紹介について共有します。【この配信で学べること】・初診医として出会う可能性のある痛み・腫れ・腫瘍・骨軟部腫瘍の良性・悪性の鑑別ポイント、X線の読影・患者・医療者双方に望ましい専門医・機関への紹介方法【登壇者プロフィール】小林 英介 先生(国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 医長)2001年慶應義塾大学医学部卒、2005年国立がんセンター中央病院整形外科入職し、骨軟部腫瘍診療に従事。2008年国立がんセンター研究所化学療法部、2010年ハーバード大学マサーチューセッツ総合病院Sarcoma Molecular Biology Laboratoryを経て、2012年より国立がん研究センター中央病院骨軟部・リハビリテーション科医員、2018年同医長となり現職に至る。2018年より慈恵医科大学非常勤講師、2023年より慶應義塾大学客員講師も務める。 2016年日本整形外科学会香港トラベリングフェロー、2018年マンスフィールドPhRMA研究者プログラムフェロー、各種ガイドライン委員(骨転移、悪性骨腫瘍、デスモイド腫瘍、後腹膜腫瘍)も2013年より歴任し、現在は日本サルコーマ治療研究学会評議員、総務委員会委員長。土岐 俊一 先生(静岡県立静岡がんセンター 整形外科 医長)2008年日本大学医学部卒、2010年徳島大学整形外科入局。関連病院勤務後、2016年国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍科レジデントとなり、以後骨軟部腫瘍診療に従事。2021年骨肉腫基礎研究論文で医学博士取得、同年より徳島大学講師を経て、2024年より現職に至る。日本整形外科学会認定骨・軟部腫瘍医。2014年日本骨折治療学会学会賞、2018年日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学会優秀ポスター賞を受賞。2021年より肉腫患者における電子的手法を用いた患者報告型アウトカムの多機関共同研究を開始し科研費、クラウドファンディング寄附金(750万円超)、徳島県科学技術大賞・地域情報化表彰感謝状などを獲得。